SIPCについて

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代表理事よりメッセージ

NPO法人 インドシナの平和と子供を守る会 代表理事 新海利昌

当会は、「子どもの権利条約」を基盤として、インドシナ(ベトナム・カンボジア・ラオス)のこどもたちの権利を守り、こどもの社会参画を推進することによりインドシナの平和を実現するため活動しています。

​私達が掲げる「平和」とは、単に戦争が起きていない。ということではありません。
平和とは、私たちが調和して生き、互いに争うことがないときです。
世界の誰もが平和であるならば、それはきっと素敵な平和な世界になると考えています。
私たちは任意団体として1996年からインドシナでボランティア・チャリティー活動を行ってきましたが、食糧・日用品支援、金銭的支援などが主であり、これらの支援は一時的なものでしかありませんでした。

しかし、これまでの活動支援をする中で、教育の重要性を認識し、教育環境を提供することは持続可能な支援で、教育こそが困難を乗り込え、生き抜くために必要で、平和につながると確信しました。

私たちは各国で長年活動を行い、それぞれの国の問題を理解したエキスパートスタッフ、関係省庁とのコネクションを有し、均一な支援では無く関係者と相談を行いそれぞれのケースに合った支援を届けております。

今後とも法人・個人を問わず皆様の積極的なご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。

 
 
 
 

“ベトナム戦争が残した「負の遺産」”

 

1955年頃~1975年4月30日まで、約20年もの間、
インドシナ半島(現在のベトナム・カンボジア・ラオス)を巡って起きたのが「ベトナム戦争」です。

私たちはNPO法人インドシナの平和と子供を守る会の
設立前から、慈善・平和活動を行ってきました。
カンボジアでは井戸建設、ラオスではナムアン村の教育支援事業の一貫として校舎・図書館などの建設、ベトナムでは、孤児院でのボランティア活動、寄付活動、交流事業、平和活動など様々な活動して参りました。

3カ国にまたがり長年活動を行い気付いたことは「今なおベトナム戦争の負の遺産」が人々に与えている」ということです。

ベトナムでは第4世代が産まれてくる今でも枯葉剤の影響により奇形児が産まれ、ラオスでは不発弾、カンボジアでは地雷により、多くの尊い人命が奪われています。

 

NPO法人設立へ

私たちは、これまでの支援活動を任意団体で行って来ましたが、日本での寄付金を募る際に社会的な信用力が低く、任意団体としての限界を感じるようになりました。そこで法人化を検討するようになり、私達の活動に賛同してくれる人が誰でも参加できる 団体であるNPO法人になるのが最適だという結論に達しました。

“「教育」により、負の連鎖・悪循環を断ち切りたい。”

 

私たちは、これまでの活動支援をする中で、教育の重要性を認識し、教育こそが困難を乗り込え、生き抜くために必要で平和につながると考えるようになりました。

ベトナム・カンボジア・ラオスの一部地域では、最低限の義務教育を修了できても、働き口はなく多くの人は出稼ぎに出るほかない状況で、生活のすぐそばに人身売買の危険や、過酷なプランテーション労働があるという、負の連鎖、悪循環が繰り返されていました。

教育を受けれないことが貧しさに繋がり、貧しさが生み出す負の連鎖が繰り返される実情を見て、教育こそが負の連鎖を断ち切ることが出来ると信じ活動を行います。

また、これまでの任意団体として行ってきた活動をNPO法人として、活動の規模を拡大し、より多くの人々に支援を届けていきます。
同じ障害を持った人や、同じ環境で育った人たちがどのように困難を乗り越えたかを伝える講演活動や、職業訓練所の設立、地方自治体(人民委員会)と連携した医療支援、教育支援、生活支援活動を実施し、こども達の“生きる権利”“平和な地域&生活”を守り、安心した生活を送れる環境を作る活動を行います。

 

名称 NPO法人 インドシナの平和と子供を守る会
設立日 2022年1月20日
役員
代表理事 新海 利昌
理事 眞々田 容子
監事 羽田 紀子
所在地 121-0816
東京都足立区梅島2-17-1-510
固定電話 03-3880-9562
法人番号 011805003137
Eメール support@nposipc.com
主な活動 枯葉剤被害者&被害児への福祉支援事業
ラオス・ナムアン村支援事業
教育支援事業
平和貢献事業
設立目的 インドシナ半島の全ての子ども達に対し、福祉・教育の支援事業を行うと共に、貧困者や枯葉剤による障害や難病に苦しむ人々に対しての生活支援及び自立支援を行い、インドシナ半島の人々の生活向上に寄与し、日本とインドシナ半島の相互交流の発展に寄与することを目的とする。
これまでの活動

2016年6月 クアンビン省 洪水被災者へタンニン青年新聞社を通じて義援金を届ける

2017年7月 サザンブリーズインターナショナル株式会社を設立

2017年1月 ラオス・ナムアン村に小学校を寄付

2017年9月 ラオス・ナムアン村小学校にトイレと洗面所を寄付

2017年12月 枯葉剤犠牲児が暮らすツーズー病院の子どもたち・看護師などを招きクリスマスパーティーを開催

2018年12月 枯葉剤犠牲児が暮らすツーズー病院の子どもたち・看護師などを招きクリスマスパーティーを開催

2019年7月 ラオス・ナムアン村小学校図書館リノベーションと児童・父兄の遠足を実施

2019年12月 枯葉剤犠牲児が暮らすツーズー病院の子どもたち・看護師などを招きクリスマスパーティーを開催

2021年7月 ラオス・ナムアン村小学校の教員宿舎と交流の場をクラウドファンデイングにて実施

2020年4月 ベトちゃんドクちゃんのドクさんを通じて日本赤十字社、東京都庁、日本ベトナム友好協会にマスク2万5千枚を寄付

2020年9月 戦争証跡博物館とVietcombankの合同チームによりベンチェー省の枯葉剤犠牲者&小学生に食料品などの物資寄付や寄付金など

2020年12月 戦争証跡博物館とベトちゃんドクちゃんのドクさんと共にオンラインアカデミックツアーを実施 
(以降、定期的にオンライン交流イベントを実施)

2021年5月 ラオス・ナムアン村に対する支援プロジェクトのクラウドファンディングを実施

2021年7月 設立発起人 眞々田昭雄が集い、NPO法人化を検討

2021年8月 ベトナム戦争枯葉剤散布から60年に伴い、ベンチェー省の枯葉剤犠牲児の支援プロジェクトのクラウドファンディングを実施

2022年1月 NPO法人 インドシナの子供を平和を守る会を設立